祖国の崩壊を望みながら、一方では組織が崩壊した後の就職先を心配している職員がいるらしい。
組織一筋となれば、転職先も難しいのだろう。
「南に吸収されることはない。体制が変わっても共和国は残る。西ドイツのようにしっかりした国ならともかく、あんな国に吸収されることは考えられない。そもそも中国が黙っていない。でも、崩壊してもらった方が子供たちの将来のためにもなる」と複雑な心境を臨ませる。
崩壊することで朝鮮学校もなくなることを危惧するが、韓国が持っていないミサイル技術、核開発能力では優越感に浸る。
アイデンティティはそれでも祖国にあるのだろう。
北朝鮮へ渡る時は中国経由で入るしかない。
中国から北朝鮮へ向かう航空会社は北朝鮮の航空会社と中国の航空会社の2社がある。
中国の航空会社が機体がB737。一方の北朝鮮の高麗航空は旧ソ連の旧式の機体が使われていて、世界一危険な航空会社といわれている。
従って、北朝鮮籍の人も本音では乗りたくないという声が多い。