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by tetorayade

逆玉婚

人の悩みを聞くことを仕事としている人の話だ。

夜中顧客から電話があり、「すぐに来て」。

車で出かけたのが12時を回った頃だった。顧客の元へ行くと、一人の女性がいた。相談者はその女性だった。顧客とその女性が5~6時間も話しあったが結論が出ないために、出番となった。

相談内容は「おカネが使いきれない」というものだった。

どういうことかというと、母方のおじいちゃんの遺産を相続したのが4年ほど前だった。両親も亡くなっているので、おじいちゃんの遺産を彼女がすべて相続していた。

遺産とは不動産だった。家賃収入だけで毎月2000万円は入ってきているのだ。使いきれないおカネが毎月入って来るのでおカネは貯まる一方だった。税理士に管理してもらっているので、実際、通帳にいくら入っているのか、本人も知らない状況だった。

税理士から資産運用を勧められているが、自分では何がいいのか判断できなかった。

遺産を受け継いで4年以上も経つのに、本人は未だに賃貸のワンルームマンションに住んでいる、というから驚く。おカネがあっても自分の生活スタイルは変えなかった。

遺産相続して会社は辞めた。同僚とのつながりも希薄になり、1人で海外旅行へ行っていた時期もあったが、今後どうやって生活していったらいいか悩んでいた。

1時間半ほど話し込んでも結論など出るはずもない。

女性は未婚で、ガリガリに痩せていて30代後半には見えた。

そして、夜も遅いので、彼女の家まで車で送った。

本題は、顧客が彼女と付き合わせるための見合いのようなもので、「彼女と結婚したらどうだ」と逆玉婚を提案してきた。こんないいチャンスはないとばかりに勧めてきた。

本来は人の悩みを聞くのが仕事だが、今は本人がどうしたらいいか悩んでいる。

本人も初婚なのだから、ここは腹を決める時だ。



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by tetorayade | 2016-09-23 00:01 | 社会ネタ | Comments(0)