函館の山中で7歳の子供が行方不明になった事件。発生から4日経っても未だに発見できず、自衛隊まで投入された。
行方不明になった理由を父親は「山菜取りに行って」と理由を挙げたが、結局はウソで罰として山中に置き去りにしたことが分かった。
ここからは北海道あるあるだ。
北海道はでっかいどう、といわれるぐらい広大だ。
山菜取りシーズンになると毎年のように行方不明者が出るのが北海道の常識。しかも、捜索費用は一部自己負担となっている。
山菜取りで行方不明になるのは北海道では全く珍しくない。だから、父親は子供が行方不明になった理由を山菜取りにした、と思われる。
北海道の町役場のホームページには実際にこんな注意書きがあるぐらいだ。
山菜採りなど行方不明にならないために
町では、「上ノ国町行方不明者の捜索に関する実施要綱」を定めましたが、楽しいはずの山菜採りや山歩きなどで行方不明にならないために、次の事を心掛けましょう。
入山する前に
- 行き先、帰宅予定時間は必ず家族などに伝えましょう。
- 入山するときは、1人で行かず、誰かと一緒に行きましょう。
- 天気予報を確認しましょう。また、悪天候時には入山は控えましょう。
山に持って行くとよいもの(一例)
- あめ玉や缶詰め、チョコレート、乾パンなどの非常食
- 携帯電話、笛、鏡、発煙筒などの位置を知らせる事ができるもの
- 防寒具など寒さをしのぐもの。
- ライターなどの持参を(山火事には注意を)
- 傷薬、持病の薬
- ラジオや方位磁針、時計、懐中電灯
入山したら
- 天候の急変が予想される時は、早めの下山を。
- 入山場所の地形をよく確かめる。特に大木などの目標物を定めておく。
- 目標物にラジオなど音が出る物をつるすと効果的。(行方不明になる人の多くは、足下ばかり見て方向がわからなくなるとのこと)
- 仲間同士声を掛け合い、位置の確認を。
- 自分の体力を過信せず、体調に合わせて無理せず行動を
- がけや急斜面など危険な場所は避けること
- 午後3時を目安に下山するようにしましょう。
- クマの出没情報などに注意し、危険な動植物には近づかない。
- 無理だと思ったら、潔く引き返す。
万が一、山中で迷ってしまったら・・・
山になれている人、慣れていない人にかかわらず遭難することがあります。
これは、誰しもが遭難しないと思っている訳ですし、遭難したく遭難しているわけではありません。
でも、万が一迷ってしまったら次のような行動を取るようにしましょう。行動を取るようにしましょう。
- むやみに歩き回らずに、大木の陰や岩陰で雨風をしのぎ捜索隊を待つ。また、日没後は歩き回らない。
- 収穫した物は、あきらめる。
- 捜索のヘリコプターの音が聞こえたら、広い場所でタオルなどを振って合図をする。
- 呼びかけなどが聞こえたら、大きな音を出して反応する。(笛が効果的)
- 必ず助けが来くるので、望みを捨てずに頑張る。