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by tetorayade
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周りの目が怖くて29年経っても手つかずの高額保険金

今から29年前の8月12日、わが国最悪の航空機事故が起こった。

その時(昭和60年)のことは、今でも覚えている。羽田発の大阪・伊丹行きだったので、知り合いの知り合いが搭乗していた。

遺族は今でもその時のことを引きづりながら生きている。

50代のAさんは大手企業の部長職だった。出張で大阪に向かっている時に犠牲になった。

会社と日航からの補償で、2億8000万円の保険金が入ってきた。

そういうことをどこから嗅ぎ付けてくるのか、寄付して欲しいとか、おカネを貸して欲しいとかいって尋ねて来る者も一人や二人ではなかった。

Aさんはそれまで国産の高級車に乗っていた。

主を失った高級車を手放し、軽自動車に乗り換えただけで、近所からは「保険金で買ったのよ」と変な噂を立てられるようになった。

庭木の手入れも以前から、植木屋さんに剪定してもらっていたにも拘らず、それも保険金と結び付けられた。

そんなことがあったので、保険金はほとんど手付かずのままだ、という。

娘は嫁ぎ、子供が生まれたが、おじいちゃんの死因は子供にも話していない。飛行機事故で亡くなった、といえば再び29年前の悪夢が蘇ってくるからだ。

Aさんの親族のように未だに8月12日が来るたびに、苦しい思いをしている人は少なくない。できれば、特番や追悼番組などやって欲しくない、というのが本音だ。

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by tetorayade | 2014-08-12 00:16 | 社会ネタ | Comments(0)