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by tetorayade

悪徳リフォーム会社から社長に転進した若者のその後

5年前、悪徳住宅リフォーム会社で、月額100万円の高給を取っていた若者の話を書いたことがある。

彼のその後の人生がどうなったか? いまや独立して小さな会社の社長に転進した。

その前に、彼がどんな仕事をしていたか、おさらいしよう。

営業科目は、外壁塗装からシロアリ駆除まで営業課目は多彩だった。それぞれの営業に応じて驚くべき営業の手口があった。

例えば、外壁塗装の場合、チャイムを押す前にあらかじめモルタルの外壁の一部を剥がしておく準備をする。

そして、そこから営業トークを炸裂させる。

「この剥がれたとこから雨水が入っていますね。雨水が入ったらどうなると思いますか?柱が腐ってやがて家が傾いてしまいます」それを紙芝居式に図解で説明し、不安を駆り立てる。

シロアリ駆除ではこれも瓶に入れたシロアリを隠し持って、床下に潜り「シロアリがいますね」とやる。

シロアリは防虫剤をまくと、その家からは逃げるらしい。

そして、こう畳みかける。

「近所でシロアリ駆除をしたので、こちらへ逃げてきたんでしょう」

高校を卒業したばかりの若者がこんな営業ノウハウを身につけただけで、面白いように注文が取れた。とても悪徳セールスに見えない若者なので営業される側も警戒心を解いてくれた。

100万円単位の給料が毎月入ってきた。

そのお金は趣味の車に使った。

しかし、「チャイムが押せなくなってきた。人を騙していることに嫌気がさしてきた。そうなると売上も落ちてくる。上司からは毎日叱責される。それで1年ほどで辞めました」

その後、3年前に会社を興し、順調に業績を伸ばしていたが、好事魔多し。

経理担当社員に2800万円を横領され、運転資金も底を尽き、二進も三進もいかない状況に陥っている。

普通、横領犯は逃走しているものだが、会社にはいる。弁護士を立てて全面的に争う構えだ。

「横領が発覚したのは去年の10月でした。調べたら2年間に亘って2800万円を使い込んでいたんですが、その金はすべてキャバクラに使っていました。多いときは1日に10万円の領収書も出てきました。本人は接待で使ったから、業務上横領ではない、と言い張っています。しかし、キャバクラが会社の近くではなく、本人の自宅の近所で接待ではないのは明らかです」

運転資金がないので、買い掛け金の支払いにも窮している。借金取りからの電話が代表取締役を務める彼の元にはじゃんじゃんかかってくる。それで2台持ちのうちウィルコムは解約した。

代表取締役を横領男と交代して借金取りから解放されるしかない。

波乱万丈人生はまだまだ始まったばかりだ。
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by tetorayade | 2014-01-22 00:01 | 社会ネタ | Comments(0)