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by tetorayade

プレッシャーからの解放は人間を明るくする

忘年会の幹事のKさんのテンションが高い。いつもは大人しく控えめな性格なのにこの日はまるで別人を見ているかのようだ。

多少の酒も入っているが、酒を飲んでいるからテンションが高いのではないことが、やがて明らかになる。

Kさんの自宅は市内の一等地に140坪の敷地を誇る大豪邸だ。これはKさんの親が建てたもので、父親は13年前に他界し、Kさんが一人でこの豪邸を相続していた。

広い豪邸に1人住まいは、だんだん荷が重くなってきた。

ローンの支払いもなく、家賃もいらない代わりに、毎年春にやってくる固定資産税の支払いだ。

年間40万円。

その支払いのために、毎月4万円は貯金しておかなければ、ならない。これまで、何とか支払ってきたが、いよいよ負担が重くなった。

それだけではない、広い庭には植木も多数植えられ、庭師に手入れしてもらわなければ、ならないほどの立派な庭だった。引き継いだ当初は庭師に手入れもしてもらっていたが、その余裕もなくなった。

そんな時「もう処分したら」という嫁いだ妹の一言が背中を押した。

親の財産を守りたい、という一心で頑張ってきたが、この一言で気が楽になった。

売りに出す決心がついたのが、1月。

高めの希望価格を設定していたため、なかなか買い手は付かなかった。値段をじわじわ下げて売り手が決まったのが9月だった。不動産デベロッパーだった。更地にして4軒分の分譲に出す。

これを元手に中古マンションを買って、引っ越したばかりだった。

親の財産を守らなければいけない、という13年間のプレッシャーから解き放たれたことが
原因だった。

人間誰にでも悩みはある。悩みから解放されると人間はこんなにも明るさを取り戻すものか、ということを目の当たりにした。
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Commented by kent at 2013-12-16 10:03 x
どうも プレッシャーから解き放たれたKです。

肩より荷を下ろして初めてその重さに気が付いたようです。
人それぞれ、様々な荷を知らず知らず担ぎながら生きているのかと、痛切している今日この頃です。
by tetorayade | 2013-12-15 00:01 | 社会ネタ | Comments(1)