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by tetorayade

あ~就職先がない! 弁護士受難時代

弁護士の就職先がない。

超難関の国家資格を取りながら、就職先がなくて弁護士登録もしないままの弁護士が少なくない、という。

弁護士活動を行うためには日弁連と所属する弁護士会に所属して、会費を払わなければならないからだ。

この2つに所属するだけで、仕事がなくても毎月7~8万円の会費が発生する。

弁護士の就職先がないのは法科大学院制度で弁護士が一気に倍近く増えたことが原因だ。

弁護士が増えても仕事がなければ、弁護士事務所もイソ弁を雇うことはできない。

イソ弁は居候弁護士のことで、弁護士事務所から給料は出る。そこで修業しながら3年ぐらいで独立するのがこれまでの流れだが、今は5年経っても独立しない弁護士も少なくない、という。

イソ弁に対して、最近生まれたのがノキ弁。

事務所の一角を間借りする。給料は出ない。まさに軒先を貸してもらうのでノキ弁だ。

どんな業界でもそうだが、弁護士の世界でも成績が優秀なものは引く手あまたで、裁判所からも声がかかる。

ところが、成績がびりに近いとどこも取ってくれない。

そういう弁護士が登録もしないで資格だけを持って、パチンコ店でアルバイトをしていたりする。

政府の肝いりで弁護士の数を増やしたのだから、政府にも責任がある。

そこで政府は企業に働きかけ、企業の法務部に弁護士を採用するように働きかけているが、企業はなかなか首を縦にはふらない。

新米の弁護士といえども国家資格を持っているので、一般の社員よりも高い給料で採用しなければいけない。

例えば、大学の新卒に年収600万出す企業はないが、新人といえども弁護士ならそれぐらい出さないといけない。

新米の弁護士にそんな高給を出すより、弁護士事務所と顧問契約を結んで、仕事があるときだけ頼んだ方が、企業としてもその方がはるかにコストパフォーマンスが高い。

ますます就職難だ。

難関試験を突破しながら、就職先がない、となると弁護士に学生が魅力を感じなくなっている、という。

法曹界としても由々しき問題だ。

日弁連も現在の3000人体制から半分の1500人ぐらいにするように答申しているそうだ。

タクシー業界の規制緩和と同じ臭いがする。
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by tetorayade | 2013-05-03 00:01 | 社会ネタ | Comments(0)