毎日欠かすことなく観ていたNHKの朝の連ドラ「純と愛」が最終回を迎えた。
脚本家の遊川和彦は、最後までNHKの朝の連ドラらしくない展開で終ってしまった
本来ならイトシが目を覚ましてハッピーエンドで終らせるのがNHKだが、遊川は最後まで茶の間の期待をある意味裏切り続けた。
最終回に近づけば近づくほど、どんどん面白くなくなっていく。
最終週がその最たるもので、ホテル時代の仲間を登場させたまでは良かったが、イトシがいつまで経っても眠りから覚めない展開にストレスが溜まるばかり。
ホテルも純が再開を決意したところで終っているが、これも欲求不満が残る。
朝の連ドラは観ていて元気を貰わなければいけないのだが、この終わり方では元気も出てこない。
時間の変化も長男の子供がずっと1歳ぐらいの設定なので、里やが火事になって、宮古島へ移住する波乱万丈な展開な割りに時間の流れを感じない。
すごいスピードで宮古島へ行ったことになる。
遊川は絶対このままでは終らせないはずだ。
純の上司だった桐野を主役にした2年後のオオサキプラザホテルの様子を描いたスペシャル版が放送されるのだから。
今度はその後の愛と純が放送される、と読んでいる。
その場合、懸命の看病にも関わらず、イトシは命が尽きる。
だって、純の父親を溺死させるぐらいだから。
母親も認知証がさらに進行して、ついには夜中に徘徊していて、車に跳ねられて死亡する。
それでも魔法の国は繁盛する。
どうだ。