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by tetorayade

当選3回で初入閣した稲田朋美議員

関係先の顧問弁護士だったことから注目し始めた自民党の稲田朋美議員。

前々から、予想していたことだが、安倍内閣で当選3回目の若手ながら行革担当大臣に就任した…。

2005年、郵政解散の時に安倍氏の引きによって政界に進出。「落下傘ではではありません。おっかさんです」と福井1区から立候補して初当選を果たした。

2009年、民主党が政権を奪取した総選挙では、2005年に当選した小泉チルドレンだけでなく自民党の大物議員も多数落選する中で、1年生議員ながら民主党旋風をもろともせず、「日本福井化計画」を訴えて2回目の当選を果たした。

保守本流。稲田議員が考える保守とは「信義」「誠実」という価値を重んじる生き方で、今生きていることについて先人に感謝、まじめに生きる人々を守ることにある。

稲田議員が政治家を目指すきっかけとなったのが、東京裁判だった。

日本の指導者がどういう罪で死刑判決を受けたか知りたくなった。東条英機の主任弁護人を務めた清瀬一郎の「秘録 東京裁判」を読む。その中で、日本は無条件降伏したのではない、という主張に心を打たれた。

東京裁判は調べれば調べるほど違法で、正統性もなく、文明のない野蛮な裁判だった。東京裁判の欺瞞に気づき、教科書で教えられたことが一方的な歴史であることを知り愕然とする。

その象徴が30万人の中国人を虐殺したという「南京大虐殺」だった。南京大虐殺の裁判を闘う中で、「南京大虐殺のまぼろし」を読み、政治家になる決意をする。百人斬り報道名誉毀損裁判で同じ日本人としてこの問題を放置しておくことは絶対に許されない。そのときの衝撃と激しい怒りが政治活動を行う上で、今でも核となっている。

こうした活動が安倍晋三元総理の目に留まり、郵政解散の直前に安倍元総理からの依頼で、自民党若手に戦後補償裁判や百人斬り訴訟について話したことがきっかけで、衆院選に出馬することになる。

昨年3月、雑誌「正論」が保守の論客50人に「組閣」をしてもらっている。

保守系雑誌なので、人選に多少の偏りがあるが、まず、首相には安倍晋三氏が圧勝。次に石原慎太郎氏や平沼赳夫氏らが続く中、人気が高いのが2年生議員の稲田議員だった。

ほとんどの人が首相や閣僚に推している。

昨年2月21日の衆議院予算委員会で稲田議員が前原外務大臣の過去の北朝鮮訪問について鋭い質問をした。

前原大臣は過去2回北朝鮮を訪問している。1回目は平成4年、京都府議時代。2回目は平成11年衆院議員の2期目時代だった。

いずれも前原大臣が府議時代から付き合いがある京都の河村織物の関連で北朝鮮へ訪問している。

稲田議員が問題視しているのは、2回目の訪朝だ。

折しも、国会は国旗・国歌法案など重要法案を巡り、民主党は徹底抗戦の構えで、国会が紛糾している最中の訪朝である。

一私企業である河村織物がピョンヤンへ建てた工場を見学するために、国会を休んでまで、国交のない北朝鮮を訪問したことに、国会議員としての見識を疑った。

これに対して前原大臣は「支援企業の工場が北朝鮮にできたので、見に行った。それ以上でも、それ以下でもない」と応じた。

ところが、訪朝の際、議員バッチを外していたことを追及すると、「私の日ごろの活動を見れば分かるが、院外ではバッチを外す。それでバッチを外した」と逃げたが、次の質問が鋭かった。

「ビザを申請するときに衆院議員の肩書きか、河村織物の顧問の肩書きか」と迫った。

前原大臣は「国会議員として堂々と訪朝とした」と答えるのがやっと。

稲田議員は「私の質問には答えていない」とピシャリ。

さらに、「ピョンヤンでは河村織物の顧問の名刺を配っていなかったか?」と追及の手を緩めない。
これに対しても「国会議員として堂々と行っています」と質問をはぐらかす。

再び「私の質問に答えていない」とやり込められる。

これには前原大臣は「事前通告がなかった」と答えに窮する始末。改めて調べて報告する、と逃げたが、それはまだ前哨戦に過ぎなかった。

本題はここからだった。

1週間の滞在中にピョンヤンの高麗ホテルでよど号の犯人4人と接見している。

その事実を突き詰められと「会ったのは偶然だった」といつものポーカーフェイスで答える。

舌鋒鋭い稲田議員がこんなことで引き下がるわけがない。

よど号事件が起こった時、大臣は8歳で、互いの顔も知らない。にも関わらず「偶然玄関で会うはずがない」と迫る。

紛糾している国会をほっぽり出してわざわざ北朝鮮へ訪問した理由は「よど号の犯人に会うことが目的ではなかったのか」と手綱を締める。

それを「まったくの偶然」とかわす前原大臣。

では、どうやって紹介されたか、ということに対しては「通訳に紹介された」と逃げる一方だ。

相手はよど号の犯人4人。写真まで撮っていたことを追及されると、「帰国後に公安調査庁に写真を提出した」と写真を撮ったことは認めたものの「名前に関しては失念した」と防戦一方だ。

稲田議員は犯罪者と会って「名前を忘れ、偶然に会ったことが理解できない。私企業の工場視察へバッチまで外して行ったのは、よど号の犯人と会うために行ったのではないか」と詰め寄った。

「神に誓って、これは偶然に会った。予定されていなかった。高麗ホテルは危ないホテルで、どういうところかすべて分かっている。そんな危険な場所でセットする理由がない」とかわした。

北朝鮮系の企業を支援する前原大臣は、これまで国会質問でも「日朝の経済交流、経済支援をすべきだ」と北朝鮮寄りの発言を行ってきている。

元工作員の伝聞として「拉致被害者は全員死んだ」と発言したことに対しても国益に合致しない、とばっさり切り込んだ。

前原大臣の高潔なイメージを保守の論客が見事なまでに打ちのめした瞬間でもあった。

国益を最優先に考える稲田議員だからこそ、首相の声が上がる。

自民党の総裁選で安倍晋三元総理の推薦人に名を連ねた。

総裁選の応援演説でも「5人の候補者の中で、最も領土問題と歴史認識に一番きちんとした考えを持っておられる。日本の領土を守ることができる総裁の下に、主権国家として世界に発信できる国になることを期待した」と訴えた。

衆院3期議員で大臣になることは珍しいが、何年か先には初の女性首相の誕生になる日も近い。

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by tetorayade | 2012-12-27 00:28 | 社会ネタ | Comments(0)