愛用のCX1では金環をきれいに撮影することはできなかった。
なにせ、レンズの前に観察用のグラスをつけて撮影するのだから、カメラがなかなかピントを合わせられない。こういうときはオートフォーカスは不便だ。
今回のベストショットはこれ。
近所の人も金環日食観察に専用グラスをつけて外に出てきたのだが、その中で、この光景である。
テレビでもサングラスや下敷きなど蛍光灯の光を通すようなもので、絶対に太陽を見ないようにさんざん注意を呼びかけていたのに。
この下敷きが薄い薄い。
家族を呼び出して、「これで見てみい。よおみえるわ」
それを見た奥さんと娘さんがすかさず「そんなもので見たら危ないから止めて」と何度も注意するが耳を貸そうとしない。
自分が使っていた観察グラスを奥さんに貸したら「お父さん、これでよく見えるよ。これで見ないと本当に危ないよ」といって手渡す。
お父さんは一度は日食グラスで観察するも「わしはこっちの方が良く見える。がんこやからな」といって再び下敷きで太陽を直視し始めた。
あんな薄い色の下敷きで、相当な時間直視していた。
心配する家族の声にも「大丈夫じゃ」と粋がっていたが、これはしばらくして後遺症が出てくるというもの。
年を取るとこうも頑固になるのか。
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