フリーなので日曜祝日もない。
仕事があらばどこへでも飛んでいく。
ということで本日はこの風景が見える場所へ。
移動に片道2時間20分。往復で5時間近くもかかって取材時間は1時間足らず。
仕事が終わって2時過ぎには駅前の居酒屋に入っていた。
看板は居酒屋なのに、店内は田舎町にあるカラオケスナック。実際、昼間から歌っている客もいる。
直通の新幹線の時刻まで1時間40分もあるので、ここで腰を据えてクライアントと飲む。
カラオケスナック居酒屋だが、出てきた料理がこれが旨い。とくにしめさばにはクライアント共々感激した。
大阪で食べるしめさばは酢でしめすぎているのだが、ここのは生加減が絶妙で身がまだ赤い。酢で身が白く固くなっていない。
こんなしめさばは初めて食べた。
次に感激したのが卵焼き。名産品のサクラエビが入っていて、そのエビのいいだしが効いている。こんな旨い卵焼きも食べたことがない。
ここの70過ぎのマスターが人懐っこく、どんどん客に話しかけてくる。
場所柄観光客や一見客も多いのだが、乗せ上手。
地元の常連客のおばあちゃんが、越路吹雪の「愛の賛歌」を本人ばりに歌い上げると店内は拍手の渦。
1曲歌ってすぐに帰って行ったが、マスターによるとスナックのママだとか。
大ジョッキ4杯が空になる。
酔いはそんなに回っていなかったが、十八番を披露して拍手喝さいを浴びながら店を後にした。
場末のカラオケスナック居酒屋なのに料理の味は逸品。レトロな店内の雰囲気と人懐っこいマスター。
「月20万円出すからこない?」と社交辞令をいわれたが、地元だったら入りびたりになりそうな店だった。
人気ブログランキング