ビルメンテナンスの会社でビックリする会社がある。
従業員数は1000人ほどの規模だが、従業員の95%以上が65歳以上のシニア層。最高齢者はついこの間まで92歳のおばあちゃんが働いていた、というのだから凄い。
ビルメンテといってもマンションの掃除を専門に行っている会社。
仕事は朝8時から10時までの2時間。掃除やゴミ出しなどの軽作業なので65歳以上で年金暮らしのお年寄りにターゲットを絞った。
各種保険もいらないし、何よりも真面目にコツコツ働くのがこの年代の特徴なのだが、シフトの関係などで緊急連絡が必要になったために、社員全員にケータイを持たせたところ、メールのやり方が分からないなどの理由で、一斉に止められた苦い過去もあるとか。
コツコツ真面目に働く代わりに、新しいことへの適応能力にはやや欠けるようだ。
マンションの掃除を65歳以上のシニア層を雇用する、というのは隙間産業の一つのヒントである。
自転車磨きもその一つ。
来店客へのサービスに自転車をきれいに磨くことをビジネスにしている会社があるが、そうした仕事もシニア向け、といえる。
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