国際陸上を独占中継するTBSは、28日夜行われる男子100メートルの決勝をどれだけ番宣したことか。それに乗せられて、テレビは世界陸上にロックオン状態だった。
予選、準決勝までは完全に流す感じで、タイムも10秒台。
千両役者のボルトが決勝戦でとんでもない記録を出してくれることを世界中が固唾を呑んで注目した。
5レーンのボルトは、スターティングブロックに足をかける前、いつものように十字を切ると、天に向かって指差した。一連の所作はイチローがバッターボックスに入った時の動作に似ている。
今大会はフライング一発で即失格となる。
予選でも失格者が続出している。
世界が注目した決勝戦で、ボルトがまさかのフライングを犯してしまった。
その瞬間写真がこれだ。
われながらシャッターチャンスがバッチリ。
明らかにボルトのフライングが分かるが、仕切りなおして1位になっと練習パートナーはまだ反応していない。
決勝戦でボルトがどれぐらい本気を出すのかに世界は注目したのに、あっけない幕切れだった。
失格を食らったボルトは、シャツを脱ぐと茫然自失した面持ちで競技場を後にした。
ボルトのいない決勝戦。
誰が勝とうが、もはや何の興味もない。
まだ200メートルが残っているが、大会2日目にして国際陸上は終わってしまった、という感じである。
フライング一発で即失格。パチンコ業界にもこれぐらいの厳しさが必要だ。
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