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by tetorayade

あたご無罪判決が不服な?マスコミ

2008年2月に起こったイージス艦「あたご」と漁船「清徳丸」の衝突事故で、横浜地裁の判決は、あたご側に「回避義務はなかった」と無罪判決を下した。

海難審判では見張りを怠ったあたご側に事故の主原因がある、としていたが、モヤモヤしていた気分が晴れた思いでこの判決を何度も読み返した。

3年前のイージス艦のエントリーでは炎上した。

漁船が自動操舵で居眠りしていたのではないか、と憶測で書いたことが火種になった。

海難事故では陸上と違って、双方の責任が100対0になることはない。たとえ、船舶が止まっていても、迫ってくる船舶に対して警笛を鳴らすなどの注意義務がある。

海上ルールで右舷に船舶を確認した方が回避しなければならないようだが、大型船舶は小回りが効かないので、小型船舶の場合はそんな海上ルールを優先していてはぶつかってしまうので、小回りが効くほうが逃げるしかないのが常識のようだ。

当たった相手は自衛艦。

犠牲になったのは漁船。

マスコミをはじめ、世論もどうしても自衛艦側に責任を求めたが、大型船舶から逃げるのが小型船舶の暗黙の了解で、海上ルール通りに大型船舶に回避を求めるほうがおかしな話だ。

しかも、僚船の証言を元に検察が作り上げた清徳丸の航跡証拠を秋山敬裁判長は「恣意的」と退けている。

そもそも、僚船2隻はあたごを回避しているのに清徳丸だけが突っ込んで行ったような形になっている。

当初から漁船側についたマスコミにすれば、あたごの無罪判決はどうも合点がいかないような論調が目立ち、納得がいかない漁民側の声ばかりをクローズアップする。

無罪を受けた3等海佐2人は「この国が法治国家として健全だったということに安心した」と感想を述べている。

遺族や漁業関係者にすれば受け入れられない判決だろうが、裁判長の「回避義務がない」とする見解は、危ないときは小回りが効く小さい船が逃げろ、といっているようなもので、そんなことは漁民が一番分かっているはずだ。

大震災の復興活動で陸上自衛隊を見る世間の目は変わってきたが、海上自衛隊に関しては目立った活躍は報じられない。

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Commented at 2011-05-12 01:22 x
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by tetorayade | 2011-05-12 01:00 | 社会ネタ | Comments(1)