福島第1原発から半径20キロ圏内が、22日から立ち入れない「警戒区域」になるようだ。これ以降はかなりの強制力を持って立ち入り禁止や退去命令が出せるようになる。
この警戒区域を対象に静かな特需商売になっているのが便利屋さん。
始めたのは東京の便利屋さんだった。知り合いが被災地にいることから、荷物を運ぶのを手伝っているうちに、「私のところのも運んで欲しい」という依頼が増えて、それが運び屋の商売となった。
今では新聞の3行広告で依頼主を募っている。
避難勧告が出てはいるが、荷物を取りに帰ったり、家畜に餌をやったりで、比較的自由に出入りはできているのが、今の状態。
そこで車のないお年寄りたちから、家に置いてきた大事なものを運んで欲しい、という依頼があって結構忙しくやっていたようだ。
料金は通常の便利屋さんの料金の3倍。
それでも、大事な「位牌」を取ってきて欲しい、などの依頼が来る。
この避難勧告区域は空き巣が暗躍していることでも地元では問題になっている。
警戒区域に指定されると本当の住民が入れなくなる一方で、空き巣はどんな方法を用いてでも侵入してくる。ましてや、警戒区域が発令されれば、一切住人が入ってこれなくなるので、まさに空き巣天国だ。
突如始まった運び屋商売も、警戒区域命令が出ることで、終わってしまうことになる。
空き巣と間違えられないように、依頼主からの委任状と鍵を預かって仕事をしていた、という。
運び屋の次は空き巣対策ビジネスが求められる。
この火事場泥棒的空き巣は、やはり日本人というよりも中国人が多いんだろうな。
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