こっちのスーパーで店内の照明を落としていることはないが、これが東京となると計画停電に協力して、大型スーパーでは、店内が薄暗いぐらい、と感じるぐらい店内の照明を落としているそうだ。
それで、どれぐらい暗いかというと、衣料品売り場では黒と紺色の違いが分からないぐらいの照度で、客からは暗すぎて色の違いが分からない、と苦情は来ていたが、節電に協力していた。
そういう苦情のあった衣料品コーナーはスポットライトを当てて急場を凌いでいたそうだが、計画停電が当面解除になったのを受け、全館全灯にしたとたん、客からのクレームが殺到した、という。
その数1日で45件の電話が入った。
「なぜ、節電に協力しない!」から始まって、「ここは消してもいいのではないか」と具体的に場所を指示するものまで。
このスーパーではクレーム処理は副店長が応対することになっているのだが、元通りの明るさになっただけでクレームが入ることに「ショックでたまらない。どうしたらいいのか」と悩んでいる。
AC広告のお陰で、国民の節電意識が高まっているのは、いいのだがスーパーでさえ元通りの明るさにしただけでクレームが来るぐらいだから、電力の必要性の優先順位が低いパチンコ店が叩かれるのも無理はない。
この大震災とは関係なしに、地元のイオンは去年の夏場、3階のフロアのエアコンを閉店の1時間ぐらい前から切っているものだから、蒸し暑いぐらいだった。
去年も4月になって肌寒い日が続き、夏は酷暑だった。
ことしも4月になってもなかなか気温が上がらない。
去年のような酷暑になった場合、夜エアコンなしでは寝られないので、家族がそれぞれの部屋でエアコンをかけながら寝るのではなく、一室に集まって寝るぐらいのことをしなければ、家庭での電力削減はできない。
原子力に代わり電力が安定供給できる発電装置はないが、電気を使わない原始の社会に戻ることもできない。
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