飲みも飲んだり10時間。
曇天ながら気温は18度。地元のM君と万博公園に繰り出す。桜はまだ固いつぼみながら、咲いている樹も一部ある。
ま、桜は口実で、外で飲む理由が欲しかっただけだ。
公園には4時間ほどいたが、ずっと曇天で風が吹けば寒いくらいの気候で、2次会先を求めて市内に戻る。
かきなぐりネタを提供してくれたのは、3次会に行った低価格の居酒屋チェーンだった。
全室個室タイプで非常に賑わっている。
酒量は万博公園では350ml缶を6本、2次会の王将では瓶ビール1本。昼間から酒の肴をたらふく食べての3次会だった。
もう、食事は入らないので、焼酎のロックを注文。M君はさらに瓶ビール。
ドリンクを注文すると当然のごとく付き出しが出てきた。
M君は「いりません。伝票にもつけないでね」と従業員に念を押して付き出しを返した。
もう、食い物は入らない、ということもあったが、M君曰く「頼んでもいないのに、付き出しは当然のごとく出てきて、実は目茶目茶高い。居酒屋は付き出しで儲けているので断りましょう」と事前打ち合わせができていたためだ。
本来居酒屋は1次会で来るので、ドリンクを注文した後は、食べ物をガンガン注文するのが普段のスタイルだが、きょうは3次会である。
いつもの調子とは違って、注文したのはドリンクだけ。すると、今までとは違う風景が見えてくる。
注文したのは焼酎のロック。
飲み口がところどころ欠けた焼き物の焼酎グラスに風情のない冷蔵庫の氷。これが1杯500円。
普段ならビールを浴びるほど飲んだ後に焼酎なので、値段も気にならないが、きょうは、いきなり焼酎なので量と値段がつりあっていないことが鮮明に分かる。
瓶ビールよりも高い。居酒屋でふざけた値段である。
すぐに帰るつもりだったが、写真談義に花が咲き、焼酎1杯で2時間近くが経過した。
楽しみの会計タイムである。
事前に会計を計算した結果、税込みでビール1本と焼酎1杯で1065円だった。
で、レジで請求されたのは1890円だった。
すかさず、「付き出しは断った」と告げると、若い男性スタッフは素直に「伝達が行き届いていませんでした」と詫びて計算しなおした。
ここでメニューにはない付き出しの値段が1人前400円であることが判明した。簡単な小鉢だったがボッタクリ価格だ。伝票にはチャージ料と書いていた。
普通は大量に注文するので頼んでもいない付きだしに値段があることも気にしないが、居酒屋でドリンク1杯だけで帰ると、居酒屋がチャージ料という名目の阿漕な商売をしているかが、浮き彫りになる。
最近は料理の値段を下げなければ、集客できないので、料理はそこそこ安くしているが、まるでサービスのように当然な形で出す付き出しで荒稼ぎしているかが分かった。
ボッタクリ付き出しの写真は撮るチャンスを逃したが、その後で食べた中華料理屋の五目ソバがこれで600円である。
ちゃんと仕事して、これだけのボリューム。値段的には200円の差だが、それ以上の開きを感じる。
モンテローザチェーンには二度と行かない、とM君と誓った。
人気ブログランキング