自分も含めてだが、放射能汚染が心配される中で、セ・リーグの開幕がパ・リーグと4月12日の同時開催になったことをネタにしている、ということはまだ日本人には危機感がないのかもしれない。
危機感がないというか、福島原発の爆発事故をチェルノブイリ化することを想像したくないから、こんなネタに飛びつくのかも知れない。
再三、書いてきたが、いうまでもなく、東京ドームで開催することが最大のネックになっていたようで、とりあえずは4月はデーゲームでも照明と空調に莫大な電力を消費する東京ドームでの試合は回避されることとなった。
球界の盟主ナベツネの権力も世論には抗えなかった。
開催日を4日延期して妥協案を出したが、ナベツネ完敗である。これでナベツネの威光も風前の灯。放射能汚染も忘れるぐらい小気味いい。
政府が文部科学省の大臣から蓮舫節電啓発等担当大臣を動員してまで、東京ドームの開催を阻止した、ということは、電力を食う、余暇産業は緊急性がないので、世の中が安定するまで引っ込んでろ、という引導を渡されたようなものである。
これから東京ドームが基準となり、東京ドームでも協力したのだから、人間が最低限生きる上で不要、不急の産業はおとなしくしていろ、といわれかねない。
東京ドームの代替えは地方球場があるので、まだ幸せだと思わなければいけない。
計画停電管内で代替えが効く業種なんてそうそうない。
不要、不急で電力を食う業種といえば、レジャー産業。中でも、パチンコ店は槍玉に上がってくる。首相官邸にまで通常通りに営業していることに対して苦情メールが行っている、という。
停電倒産という新語も生まれてきそうだ。
そのツケを東電に回すことができれば、世の中丸く収まるのだが。
人気ブログランキング