春の選抜高校野球は開催が決定したが、セ・リーグの25日からの開催については、政府からも難色を示されている。
文部科学省は日本野球機構に対して、以下の通達文を流している。
東北地方太平洋沖地震に伴う協力のお願い
平成23年3月11日に発生した東北地方太平洋沖地震の影響により、相当の供給力不足が発生している中、予測できない大規模停電を回避するため、計画停電が実施されるとともに、国民や産業界等の協力による節電の努力が続いております。
貴機構におかれては、このような状況を踏まえて、電力の安定供給が確保できるまでの間、下記の点について、特段のご理解・ご協力をいただくようお願いいたします。
記
1. 厳しい電力需給事情を踏まえ、計画停電が行われている東京電力・東北電力管内以外の地域で試合を開催するよう、可能な限りの努力をお願いします。
2. 特に、東京電力・東北電力管内の地域では、夜間に試合を開催することは厳に慎むようお願いします。
開幕3連戦は東京ドームで開催される。
電力事情が逼迫する中、ドーム3連戦がひっかかっている。神宮なら昼間照明を使わずに試合ができるが、ドームは昼間でも、夜でも同様に大量の照明を使う。照明だけでなく、ドームを膨らませるための電力も必要なので、その電力使用量は、5000~6000世帯の1日分の消費量に相当する。
巨人にすれば東京ドーム開催は譲れない。その陰にはナベツネの姿が見え隠れする。福島原発がいつ爆発するか分からない状況で、東京大停電の可能性が高い。
そんな時に電気をバカ食いする東京ドームでの開催は、選手会だけでなく、国民感情としても大半が反対している。
政府としては電力事情が安定するまでは、西日本での開催で、しかもデーゲームに限り認めよう、ということだ。
今から可能なのは巨人の開幕戦は対戦相手が横浜なので、横浜スタジアムに急きょ切り替える選択肢しかない。
セ・リーグといっても巨人の発言力が強いのだろう。
東京ドーム開催を諦めるのか、強行するのか、さあどっち。
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