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by tetorayade

あの自称大学教授は今

探偵ナイトスクープの探偵になった気分だ。

20年ほど前に1度名刺交換したことがある人を手がかりに、人を探すことになった。

その人が会社に在職しているかどうか問題だ。当時40代に見えた。定年退職している可能性がある。

恐る恐る電話する。

電話口に出たのは若い男性だった。

「○○さんはいらっさいますか?」

「少々お待ちください」

「!」
 
当人はまだ在職中の雰囲気だ。

暫くして本人が電話口に出る。

こちらが名前を名乗っても「???」。

無理もない。会ったのは2度。名前だけで覚えているはずもない。

先方に、こちらの業種と一緒にいた人の名前を告げる。

「飲み屋で会った人やね!」

一瞬にして鮮明に記憶が蘇ってきたのが手に取るように分かる。まさか、そこまで覚えているとは思ってもいなかった。一緒にいた自称大学教授を紹介してくれたのが、電話口の本人だった。

ある取材テーマで行き詰っていた時だった。花金で同僚と飲みに行った。2軒目のスナックでの出来事だった。その店は初めて行く店だった。同僚とカウンター席に座った。

しばらくすると、横の2人連れの会話が聞こえてきた。

「SIS…」

なんと行き詰っていたテーマの話しを2人がやっている。

わらにもすがる思いで、名刺を渡して事情を説明した。

すると、

「こちらの先生はその分野の専門家だよ」と名刺をくれたのが、今回電話をした人だった。

記憶が蘇ったところで用件を伝えると話は早かった。

協力してくれることを快諾してくれた。

再び電話があった。

その時に自称大学教授の話しに花が咲いた。

「迷惑をかけませんでしたか?」

「うちには4カ月ほど出入りしていましたが、実害はありませんでした」

「それならよかった。ボクは彼とは1年ほど付き合っていたかな」

「経歴詐称さえしなければよかったんですが、話がどんどん大きくなってきましたからね。アメリカの科学アカデミー賞を受賞した、といってました」

「ボクにはフィールズ賞を受賞したとかいってたね」

「自宅マンションにスパコンがある、といっていました。この辺りからちょっとおかしい、と気づいたんですがね」

「彼はコンピュータに詳しく、草創期のインターネット時代から造詣が深かった」

「IBMにも入り込んでいましたね」

「あそこはえらい損害だったみたいやね。経歴詐称のままでセミナーまで開いた。会社の信頼を損なったね」

「ところで、現在おいくつですか?」

「62、会社でも一番古株になったよ」

定年後も残っている、ということは役員になっているのだろう。

その人とは飲み屋で名刺交換した後、セミナー会場で一度会ったっきり。付き合いというほどの付き合いは全然ない。自称大学教授と付き合ったことがある人は、その人の話で、同じ釜の飯を食った同期の桜的気分にさせる。

自称大学教授はプツリと表舞台から姿を消してしまった。

今どうしているのか、探偵ナイトスクープに調査依頼でもかけてみたい気分である。

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ナイトスクープと言えば「岡部まり」
http://www.izumihall.co.jp/shusai2010/1218.html
この他には、どんな仕事をしているのでしょうか?
公式ブログも9月から更新は無し。
元気なら良いのですが、どっかのラジオでDJでもしてますかね?
Commented by tetorayade at 2010-11-18 00:12
>MILK さん
桂きんしは落選後、吉本に復帰しました。芸能界には戻らない、と大見得を切ったのに。
by tetorayade | 2010-11-17 00:07 | 社会ネタ | Comments(2)