生で観る気はなかったのだが、夜中、トイレで目が覚めたら3時40分だった。
枕元に置いていたケータイのワンセグのスイッチを入れる。半分、うつらうつらしながらの枕元観戦と相成った。
眠気を覚ましたのが、本田のフリーキックからの先制弾だった。1点リードだ。先取点を取った方が勝つ確率が高い。
さらに、10分後、再び日本にフリーキックのチャンス。本田が蹴るかに見せかけて、ゴールを決めたのはゲゲゲの遠藤だった。
これで2-0。
後半、デンマークのPKで川島が見事に止めたが、こぼれ玉を蹴りこまれ、2-1。せっかく止めながら、完全にキャッチングできず、点を取られたので、ピッチをたたきながら悔しがっていた。
1点差に追い込まれたが、引き分けでは日本の勝ち。
守ることなくその後も攻め続け、本田のアシストで岡崎がダメ押しの1点を入れて3-1。残り時間も3分。やっと安全圏に。
ロスタイムは4分だったが2点差は大きかった。
勝ち点6で、決勝トーナメントに進出。10年前のチームより、弱い、と酷評されながら日本のサッカー界の歴史を作った。
本田はビッグマウスといわれているが、岡田監督のベスト4よりも、もっと先の「優勝」を目指している。
確実に点を入れて勝ちに貢献する本田人気は、うなぎ登りだろう。
5時半から始まった朝ズバのみのもんたのはしゃぎようはひどかった。でっかいメガネをかけて、まるで、優勝したかのように「これから祝勝会が4件ほどある」と上機嫌。
それより、現物は見ていないが、スポーツ新聞各社は相当がんばったようだ。各紙とも一面は日本が勝ったことを伝えている、という。
朝、6時には駅のスタンドに新聞は並んだ。で3-1で勝ったことを伝えただけでなく、本田が試合終了後、5時過ぎに受けたインタビューの「あまりうれしくない」という内容まで盛り込んでいた、という。
輪転機で印刷して、さらにトラックで駅まで運ぶ時間を考えても、神業を駆使している。
予定原稿という方法があるが、スポーツの場合は、勝ち負けはともかく、試合内容まで予定では書けない。
このときの新聞社の舞台裏を見て見たい。
人気ブログランキング