「金曜プレステージ・密着!勘三郎が泣いた勘太郎挙式&感動秘話さよなら歌舞伎座…」
タイトルが長いだけでなく、2時間枠のドキュメントは見応えがあった。
1年半に亘る中村勘三郎一家に密着した内容で、長男、勘太郎の前田愛との結婚、息子の結婚式で見せる勘三郎の素顔、歌舞伎座の千秋楽公演までのカウントダウンの中で繰り広げられる人間模様、14歳と89歳の弟子。
内容も盛りだくさんで2時間があっという間に過ぎる。
ここで気になったのがナレーターを務めた森光子。
勘太郎の結婚式でも主賓としてあいさつして、元気な姿を見せていたが、ナレーションでは呂律が回っていない。
これはみんな違和感を感じたことだろう。
89歳の弟子小山三さんは、歌舞伎座の千秋楽を前に大量の出血で倒れ、2カ月ほど入院する。
同い年の森光子は89歳の弟子の健康状態を気遣う。
89歳の弟子は千秋楽の日に外出を許され、舞台に立つ。化粧する内に見る見る生気を取り戻し、周りを驚かせる。
まるでドラマのようだが、これがドキュメント。
89歳の弟子の復活劇を自分と重ね合わせ、森光子も舞台復帰することを目標としているのだろうか。
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