時が経つのは実に早い。
亀田大毅が内藤大助とのタイトルマッチで反則を犯してリングを去ってからもう2年も経つ。この間亀田兄弟ブームも一気に去ってしまった。
世間の景気もリーマンショックで冷え込み、大阪市中央体育館で開かれた亀田大毅の復帰のデンカオセーン・カオウィチットとの世界タイトルマッチ戦は、5万円のリングサイド席が売れ残っている、という話を聞いたのは土曜日。チケット自体の売れ行きも芳しくなかったようだ。
それで、試合内容よりも広告スポンサーのことが気になった。
まず、リング。
ご覧のようにスポンサーはついていない。
マットもコーナーポストもスポンサーが付かなかったので、TBSがカバーしている。
番組が始まって試合開始まで30分近く引っ張るのは、いつものTBSのことだが、この間のCMに公共広告機構が何度か入る。
トランクスにはそこそこスポンサーがついたようだが、尻の一番目立つポジションの左下の「ジャンバリ」。これはどう見てもパチンコファン雑誌だろう。
8ラウンドぐらいから気づいたのだが、インターバルの1分間にCMが入らなくなった。それは最終12ラウンドまで続く。
ボクシングといえばこのインターバルの1分間にCMを入れるのが常套手段なのに、そのスタイルさえも崩れ去っている。
内藤大助戦の一戦以来、イメージを大事にするスポンサーから亀田兄弟がそっぽを向かれてしまったようだ。
試合は判定負け。
亀田ブームも完全に終わった。
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