日々のニュースから業界ネタまでかきなぐります


by tetorayade
カレンダー

北朝鮮の術中にまんまと嵌ったアメリカ人記者解放劇

エキサイトがサーバーのメンテナンスで半日使えない様態の中で、世の中には大きな動きがあった。

クリントン元大統領の突然の訪朝で、拘束されていたアメリカ人女性記者2人が解放された。報道から1日以上経過すると詳しいことが伝わってくる。

解放の話は北朝鮮側が持ちかけたことだった。女性記者が家族に電話を入れ、「クリントン元大統領が訪朝すれば解放してもいい」という北朝鮮側の意向を伝えたことから事態が急展開した。

ここから国家間の威信が交錯する。

そもそも女性記者2人の拘束の方法が、餌に釣られて檻に捕らわれた動物のようなものだった。その罠にかかって、北朝鮮にすれば国境を越えて不法に侵入したので拘束した。

一方のアメリカにすれば女性記者は不当拘束。捕らわれる理由はない。即座に解放せよ。

アメリカはクリントン元大統領の訪朝要請に対して、記者が所属するテレビ局の創業者でもあるゴア元副大統領を行かせようとしたが、北朝鮮が却下。

解放を演出したい北朝鮮にすれば、元副大統領では役者不足。

アメリカは北朝鮮の意向を呑むこととなるが、北朝鮮のシナリオ通りに事が運ぶことに抵抗するために「あくまでも個人的な訪朝」を強調していた。

だから訪朝したクリントン元大統領に笑顔は一切なかった。

瀬戸際外交で生きながらえてきた北朝鮮は、アメリカよりも役者が一枚上手だった。

北朝鮮国内ではこんなニュアンスで伝えられている。

「アメリカの元大統領が北朝鮮まで深い謝罪にきたので、偉大な領主様が不法入国者に対して特別恩赦を与え、わが国の人道主義と平和愛好的政策を示した」と金正日総書記の指導力と健在振りを誇示した。

さらに、クリントン元大統領と会談している姿を見せることで、健康不安も一蹴した。

アメリカにすれば不法に拘束されているので一言も「謝罪」はしていない、というが、アメリカとしての公式な訪朝ではないので何か立場が弱い。

まんまと北朝鮮の術中にはまった印象を残した記者の解放劇だった。

人気ランキング
[PR]
Commented by ・・・ at 2009-08-30 16:10 x
日本の政治家との行動力の大きな差が浮き彫り・・・

ダメな日本の政治家共・・・
Commented by tetorayade at 2009-08-30 22:04
> ・・・さん
鳩山首相の初仕事が拉致被害者奪還ですね。
by tetorayade | 2009-08-06 09:36 | 海外ネタ | Comments(2)