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by tetorayade

貸し渋りと内定取り消し

4月1日の入社前日に19人の新卒者が内定を取り消された、として話題になった静岡のカナサシ重工が、10日静岡地裁に会社更生法の適用を申請した。

会社は内定取り消しの理由を「入社しても給料を払える見込みがない」と説明していた。

メインバンクに見放されたのが最大の原因。

この会社は明治36年創業で歴史のある造船所だが、20年ほど前に一度倒産して、会社更生法で再出発していた。

黒字維持が更生計画の条件だったが、2005年、2006年の連続赤字が続き、内部留保を吐き出すこととなった。

2009年3月で700億円の受注残があり、2010年度は黒字化が見込めていたにもかかわらず、リーマンショックでメインバンクの支援姿勢が硬化した。

メディアは入社直前の内定取り消しをクローズアップ。労働局も職業安定法違反がないか同社を調べる、と新入社員側の視点に立った報道ばかりが目立った。

A級戦犯は貸し渋ったメインバンクの三菱東京UFJ銀行。本来は中小企業を見放す金融機関の経営姿勢を責めるべきなのだが。

19人は新たな職探しを始めなければならないが、入社したとたんに倒産というよりもまだましかもしれない。

成田離婚のように戸籍を汚すよりも。

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Commented by 雫石鉄也 at 2009-04-11 09:00 x
造船は比較的マシなはずですが。造船は他の業界に比べて、不況の影響が送れてくるはずですが、メインバンクはどういう判断したのでしょう。
Commented by tetorayade at 2009-04-11 21:44
>雫石鉄也 さん
造船に将来がないというより、カネサシに3年後がない、と読んだのかも。
by tetorayade | 2009-04-11 08:45 | 社会ネタ | Comments(2)