政治資金規正法違反で民主党の小沢代表の政治資金管理団体に捜査のメスが入った件で、青山繁晴は東京地検の本丸はズバリ「公共工事」だと指摘した。
政治資金規正法違反はあくまでも端緒であり、汚職事件へと捜査の手は広がるということで、そうなれば小沢代表の逮捕まである。
では、野党である民主党の小沢代表に、公共事業発注の権限があるのかということが問題になるが、東北地方の中でも、岩手から北の東北地方に関しては、今も昔もゼネコンに対しては小沢代表の権力は絶大なものがあるようだ。
口下手で会見嫌いの小沢代表が秘書のt逮捕から一夜明けて、約40分間に及ぶ反論会見をしたことは、検察に対する「圧力」だった、という。秘書は起訴されないと思っている。起訴できるなら、起訴してみろ、というメッセージだった、とも。
小沢代表が一番いいたいことは政治資金規正法に則って、これは禁止されている企業献金ではない、ということ。政治団体を通じての表の金ではないか。どうして、表の金に捜査のメスが入るのだ。なぜ、この時期に自分だけが。自民党にも西松から金をもらっている議員は一杯いるではないか。
献金相手が公共事業欲しさの献金だったら、甘んじて捜査を受ける、とはいっているのだが。
小沢一郎はかつての親分田中角栄が逮捕されるのを間近でみていた。
その経験から金丸信が東京佐川急便からの闇献金問題が発覚した時に、向島の料亭で法務省の検事を接待している。
その結果からか、東京地検は政治資金規正法違反の略式起訴で罰金20万円を支払って事件は決着した。
料亭で接待した検事はその後トントン拍子で出世した。
今回の小沢代表の政治資金規正法違反の特捜チームは、小沢代表人脈につながるメンバーは法務省から検察庁に至るまですべて外している、という。
自民党の二階俊博も地元和歌山の公共事業には抜群の影響力を持っている。
与党、野党の政治家逮捕の痛み分けか?
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