日々のニュースから業界ネタまでかきなぐります


by tetorayade
カレンダー

オバマ政権荒波の始動

オバマ大統領が就任直後から精力的に始動した。

脱・ブッシュ政権との決別が色濃い。就任演説の中でブッシュが推し進めてきた金融資本主義を「アメリカの経済危機は一部の者の強欲で無責任によって引き起こされた」と断罪している。

キューバ・グアンタナモ米海軍基地内の収容所を1年以内に閉鎖するよう指示。ブッシュ政権時代はCIAがテロ容疑者を拷問で自白させていたようだが、テロとの戦いを二者択一で求めたブッシュとの違いを見せつけた。

ところが対イスラエル政策は、従来どおり「イスラエルの自衛権を支持する」と表明。これはユダヤ票に支えられているので、こればっかりは覆せない。

オバマ政権下の日米関係、中でも経済が気がかりなところだが、アメリカ頼みでは日本経済は回復しそうもない。

従来のように借金をしてでもアメリカ人がバンバン消費することは期待薄。対米の輸出型産業によって日本の景気がV字回復することは、望まないほうがいいようだ。

印象的だったのは選挙期間中、キャッチフレーズになった「Yes We Can」を就任演説では完全封印したこと。

選挙期間中いっていたことの大半が「No We Can’t」というのが本音でもあるからだ。

それがすぐに株価に反映された。

新大統領就任のご祝儀相場もなく、アメリカの株式は下がり、日本もつられて下がった。なぜなら株価は将来の動きを予測して上がったり下がったりするが、市場はオバマの景気対策に懐疑的だった、ということか。

オバマ大統領がすぐに取り掛かる景気対策は日本円で74兆円、400万人の雇用創出。具体的にはグリーン・ニューディール政策で政府が環境分野の新しい仕事を作る、ということなのだが、市場はこんなことではアメリカ経済は回復しない、と読んだ。

アメリカ人は1929年に起こった世界恐慌をルーズヴェルト大統領のニューディール政策によって克服できた、と思っている者はいないともいわれている。

その後の第2次世界大戦参戦による軍需特需でアメリカの景気は回復した、とアメリカでは教えられているからだ。その経済効果はニューディール政策の7倍、とされている。これを現在のGDP換算にすると300兆円が必要で、74兆円では全然足らない。

この不足分をどうやって補うかといえば、それは戦争しかない。しかし、オバマ大統領はイラクからの撤退を表明しているが、テロとの戦いの主戦場をアフガニスタンとし、増派した兵力を移す。

中東の和平現実に協力することを表明する一方で、イスラエルの自衛権は支持。戦争するのかしないのか、この辺がうやむやで市場は失望した、ということか。

人気ランキング
[PR]
Commented by meimei at 2009-01-25 17:04 x
アメリカ国債を押し売りされるのは確実な日本。
それ以外の国は米国債比率を下げているのに・・・我が国はどう対処するのでしょうね。74兆円のうち日本の負担はいくらなのか知りたいくらいです。
Commented by tetorayade at 2009-01-25 23:25
>meimei さん
1/3,1/4そんなところでしょうか。
そんな割合でまたしても埋蔵金の発動ですかね。
by tetorayade | 2009-01-25 09:26 | 海外ネタ | Comments(2)