アメリカ史上初の黒人大統領としてオバマ氏が就任した。ワシントンで開かれた就任式やパレードの様子を見ていると、まるでアメリカ映画の1シーン。
バブル経済の崩壊、阪神大震災、9.11同時多発テロなど歴史に残る時代の目撃者になってしまった。
パレードの模様は日本時間の午前6時ごろからはじまった。5時20分には毎朝起きているので、ライブで見ることができた。
200万人の観衆、暗殺を警戒して物々しいまでの警備の中行われたパレードもアメリカそのものだ。
オバマ大統領の専用リムジンは車の形をした装甲車だ。GMのキャデラックを改造したものだが、フロントグリルもいかにもアメリカらしく、無骨でしなやかさがない。
アメ車に乗ることがカッコ悪い時代になって随分経つ。いつまでもこんなデザインの車を作っているから、アメ車は日本では売れない。
オバマ大統領が決断に困った時、最終判断を仰ぐのはミシェル夫人だと公言している。
リムジンを下りて沿道を徒歩でホワイトハウスに向かう時も、ミシェル夫人は、実に堂々としたものだった。
「アメリカ国民が国に貢献するのに軍服を着る必要はない」とはオバマ大統領ではなく、ミシェル夫人の発言である。
イラクからは完全撤退を表明し、戦争を止めるかのように受け止めがちだが、アフガンに軸足を移すだけで、簡単に軍需産業を断ち切ることはできない。
世界的金融不安を作った元凶は、それで大儲けしたアメリカ人の一部だとオバマ大統領は断罪する。
国民の期待に応えて改革していけば、いくほどネオコンからは反感を買うことになる。これから4年間は常に危険との隣り合わせで、生きた心地はしなくなるだろう。
麻生総理がなかなか解散しない理由は、得意の英語でバラク~太郎の関係を築き上げたかっただけ?
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