時が経つのは実に早い。
ホリエモンネタは結構取り上げてきたが、民主党の永田寿康議員の偽メール問題にも触れていたが、あれから3年が過ぎようとしている。
これがきっかけで議員辞職していた永田元議員が北九州市のマンションから飛び降り自殺したようだ。
去年11月にも手首を切って自殺を図っていた。
39歳。
東大卒、大蔵省入省。若きエリート官僚から政治家に転身。エリート街道をばく進中だったが、1通のメールに引っかかったばかりの転落人生だった。
2005年11月、建築業界を震撼させた耐震偽装問題は、国会で民主党の長妻昭議員や馬渕澄夫議員らによって追及され、全容が明らかとなった。
その翌年2006年2月、永田議員はホリエモンのメール問題を国会で追及した。ホリエモンが自民党の武部幹事長の息子の会社に3000万円の振込みを指示した、という内容のメールだった。
このメールの情報提供者が胡散臭い人物だった。
マスコミ関係者の間ではこの情報提供者のことは有名で、元フリーランスの週刊誌記者。取材もしないで書き飛ばし名誉毀損で何度も裁判になっては負けていた。そんな人物が持ち込んできたホリエモンメール。
ガセ臭いので誰も取り上げなかったのに、それに飛びついてしまったのが永田議員だった。
功を焦っていたのだろうか。民主党のエース議員の座を狙ったのだろうか。
そもそも、裏金を渡すのに、証拠が残る銀行振り込みなどを使うわけがない。素人が考えても裏金は現金で手渡しが相場だろう。
東大卒。大蔵省のエリート官僚の金看板がズタズタ。政治の表舞台から消えていったが、自らの命も断ってしまった。
合掌
人気ランキング